のりもの

【のりもの図鑑 #03】市バス~デザインに隠された神戸らしさ~

神戸市交通局 2025/5/21

街のあちこちを元気に走る市バスは、ぜんぶで464両!(※2025年4月15日時点)
目的地までの移動手段としてはもちろん、車窓から見る景色や乗り合わせた人々とのちょっとした交流も、バスならではの楽しみです。今回は市バスのデザインの秘密を紐解いていきます。

グリーン×ホワイトの意味は?

市バスの車体カラーは、神戸の山と海(市街地)をイメージした緑と白の2色を採用しています。

・緑色……ローングリーン(深緑色)で、緑したたる背山(六甲山等)をイメージ

・白色……純白色で、神戸市街の清潔感を表現

車体前面
車体側面

車体デザインは、車体前後面に神戸市章を構成する2個の半円をアレンジし、車体両側面に大楠公の旗印(菊水)の水の流れがイメージされています。

また現在の在籍車両ではノンステップバスが主流になっており、ワンステップバスがローングリーン、ノンステップバスがライトグリーンのデザインです。

ノンステップバスも元々ローングリーンの配色でしたが、お客さんにワンステップバスとの違いが分かるよう、また人に優しく映るバスとして明るさを表現できるよう1998(平成10)年からライトグリーン(黄緑色)が登場しました。

ワンステップバス(ローングリーン)
ノンステップバス(ライトグリーン)

人にやさしいデザイン

ノンステップバスとは、車内や乗り降りするときの段差が無い車両のことです。高齢者の方や障がい者の方、子どもたちなど、誰もが楽に乗り降りしやすいバスのニーズが高まり、広く普及しました。

車イスでも乗り降りのしやすい工夫。
滑りにくいノンスリップタイプの床質や、高齢者の方や色覚障がいの方でも認識しやすい目立つ色の手すり。

色々な市バス

また一部路線では、地域の特色を生かしたデザインバスも運行しています。

小型ノンステップバス

コロンとした見た目が可愛い小型ノンステップバスは、東灘区及び灘区内を走行しています。

ボンネットバス(こべっこⅡ世号)

実はこのボンネットバス(こべっこⅡ世号)は、全て手作りで製作されていて、とても貴重なバスなんです!神戸まつりなどのイベントで見かけることができます。

神戸の市バスは、街を行き交う人々の日常をそっと支えながら走り続けています。次に乗るときは、少しだけ周りを見渡してみてください。きっと、新しい発見が待っています。

沿線NAVI編集部

神戸市交通局から委託を受けた民間企業が運営しています。神戸市交通局沿線の魅力や、市バス・地下鉄を身近に感じていただける情報をお届けしています。

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