水素バスの動く原理!燃料電池をつくってみよう

2025/3/13

「水バス」にったことはあるかな?“燃料ねんりょう電池バス”とばれたり、さらに二酸化炭素さんかたんそを出さないことから“究極きゅうきょくのエコカー”とも言われたりするこのバスは、その名前の通り水の力で走る地きゅうにやさしい次世代じせだいの車。神戸こうべ市では2023年4月に水バスを1台どう入しているよ。

バスは、水タンクの中にある燃料ねんりょうに空気中の酸素さんそんで、反応はんのうこして電気を生み出しているよ。その電気を使つかって、モーターを回てんさせることで走ることができるんだ。近なもので、この組みを実験じっけんしてみよう!

用意するもの

― 材料 ―

  • スポーツドリンク
  • クリアカップ
  • わりばし1セット
  • えんぴつ2本(上下をけずってしんを出しておく)
  • ミノムシクリップつきリード線(やく20センチ)2本 ※なければ通のリード線でもOK
  • 角形電池9V
  • ゴム 6本

1 スポーツドリンクをそそ

クリアカップの2/3くらいまでスポーツドリンクをそそぐ。スポーツドリンクに含まれる電解質かいしつが、電気を通すために使つかわれる電解液かいえきわりになるよ。

解質かいしつ…水にけた時に電気を通す物質ぶっしつのこと

解液かいえき…電気をとおす電解液かいえきけた時のえき

2 わりばしでえんぴつを固定こていする

わりばしの両端りょうはしゴムでとめる。

えんぴつがわりばしに対してすい直になるように、2本ともセットする。

えんぴつがしっかりと固定こていされるよう、ゴムでもう一度とめる。

3 えんぴつをコップにセット

えんぴつの先がスポーツドリンクにかるようにむ。えんぴつのしんは電気を通しやすいため、電きょくの役割となるよ。

4 リード線でつなぐ

カップから出ているえんぴつのしんと電池をリード線でつなぐ。

赤いミノムシクリップの先は電池のプラスに、黒いミノムシクリップの先は電池のマイナスにはさむ。

5 しんをよ〜く見てみると…!?

えんぴつのしんからシュワシュワとあわが出ているのが見えるかな?スポーツドリンクが白くにごっているから、見えづらい場合はえんぴつをコップに沿わせるようにすると見やすくなるよ。

このあわが、水が電気で分かいされて水酸素さんそのガスができた証拠しょうこ。このとき、カップの中で電気が流れているよ。
つまり燃料ねんりょう電池とは、燃料ねんりょう(水)と酸素さんその反応で電気を生み出す装置そうちのこと。この仕組みを応用して水バスも動かされているよ。

神戸こうべ市の水バスは、現在げんざい7系統けいとうと新こう町系統でうん行中。見つけたらぜひってみて!

バスについてもっと知りたい人は、おうちの方といっしょに、こちらの記も読んでみてね。

沿線NAVI編集部

神戸市交通局から委託を受けた民間企業が運営しています。神戸市交通局沿線の魅力や、市バス・地下鉄を身近に感じていただける情報をお届けしています。

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