
1日に約30万人が乗り降りしている神戸市営地下鉄。日が昇る前の早朝から日付が変わった夜中まで、たくさんの人を目的地まで運んでいる運転士さんに、お仕事について教えてもらったよ!
Q 運転士さんになろうと思ったきっかけは?
―昔から電車やバスなどの乗り物が大好きで、運転士になりたいと思っていました。小さい頃は電車とバスどちらも大好きでしたが、高校生になって地下鉄で学校に通うようになったことをきっかけに、地下鉄の運転士さんへの思いが日に日に強くなっていきましたね。

Q なぜ市営地下鉄の運転士さんを選んだの?
―神戸市営地下鉄・市バスどちらも子どもの頃から利用していたので、年に一度開催されている名谷車両基地でのイベント(※)には4歳の時から毎年欠かさず訪れていたんです!高校生の時に「本気で運転士さんを目指したい!」と思ったので、交通局の運転士になることを決めました。

運転士さん幼少期時代。名谷車両基地でのイベント(※)でシミュレータを体験する様子。
※地下鉄の車両が管理されている車庫の見学や車両の洗浄体験など、普段は見られない・体験できないお仕事の裏側を見られる子どもたちに大人気のイベント。現在は「交通フェスティバル」という名前で、毎年開催されています

ついに憧れの運転士さんになったんだね!
―交通局に入った後、まずは駅係員、その次に車掌として経験を積みました。交通局の場合は車掌のお仕事を2年経験すると運転士の試験を受けることができ、その後に研修を受けて運転に必要な免許を取ることで運転士になることができます。使われなくなることが決まっていた古いモデルの車両を運転したいという気持ちが強かったので、車掌を2年経験してすぐに運転士の試験を受けましたが、駅係員や車掌のお仕事は運転士になった今も活きていると感じます。
Q お仕事をする上で大切にしていることは?
―安全を心掛けて運転に努めることはもちろんですが、体調管理には人一倍気を使っています。また、駅に停車している合間にホームや歩道橋の上から手を振ってくれる子どもがいたら、笑顔で手を振るようにしています。僕自身も運転士さんはずっと憧れの存在だったので、特に子どもたちの前ではかっこいい運転士でいたいです。


Q 交通局の好きなところはどんなところ?
―一緒に働く人たちはみんな優しいです。何かあればフォローし合える関係性なので、アットホームな雰囲気が好きですね。
Q 最後に子どもたちへメッセージ
―「●●になりたい」と周りに伝えることは少し恥ずかしいと思うかもしれません。しかし、自分の夢を口に出すことは、夢に一歩近づくチャンスになります。僕も勇気を出して「電車の運転士になりたい」と周りに伝えて大人になった今、運転士として毎日楽しくお仕事をしています!信じ続けていたらきっと叶うと思っているので、迷わず頑張ってくださいね!

~運転士さんのお仕事スイッチオン!~
運転士がお仕事の時に必ず持つことになっているものの一つが、この運転時計。運転中に確認できるように、運転スペースに置いています。電車は5秒単位で動くので、この運転時計が果たす役割は大きいですね。

お仕事を心から楽しんで、同僚やお客さんからも愛されている地下鉄運転士さん。とってもキラキラしているね!お出かけの際はぜひ地下鉄に乗ってみてね!
沿線NAVI編集部
神戸市交通局から委託を受けた民間企業が運営しています。神戸市交通局沿線の魅力や、市バス・地下鉄を身近に感じていただける情報をお届けしています。