毎年恒例、まるで“乗りもののテーマパーク”へ行ったような1日を過ごせる「交通フェスティバル」。今年は2025年12月14日(日)に開催します!
会場は、神戸市営地下鉄の運行を支える名谷車両基地。いつもは入ることのできない場所を一般公開して、地下鉄やバスを身近に楽しんでいただけるこのイベント。ファミリーを中心に、毎年多くの方にご来場いただいています。
昨年は事前応募制でしたが、今年は入場自由に!どなたでもふらっと立ち寄りやすくパワーアップした、特別な1日の見どころをご紹介します。
名谷車両基地ってどんなところ?
1977年、地下鉄西神・山手線の整備拠点として開設された名谷車両基地。名谷駅と総合運動公園駅の間にあり、走行中の車内からもその様子を目にすることができます。車両の点検・修理・清掃などを行い、日々の安全運行を陰で支える“縁の下の力持ち”のような存在です。
めずらしい電車や、たくさんのバスが勢ぞろい!
毎年、行列ができる人気スポットが、車両の前面が並ぶカットモデル展示。すでに引退した2000形・3000形のほか、2023年に引退した7000系が登場。運転席に座って、運転士気分で写真を撮ることができます。

地下鉄車両工場や市電車庫の公開にも注目。鉄道の線路や設備を点検するための保守車両展示など、珍しい電車にも出会えます。特に、2025年2月に神戸歴史遺産に認定されたばかりの市電(700形・800形)は、認定後「交通フェスティバル」では初公開!ぜひこの機会をお見逃しなく。

また、神戸市バスをはじめ尼崎交通事業振興、淡路交通、神戸フェリーバス、山陽バス、商船三井さんふらわあ、神姫バス、本四海峡バスの8社局のバスが勢ぞろいする「バス大集合」も見どころ。普段はなかなか見られないレアな車両の共演は、写真映え間違いなし。

子どもが楽しめるイベントが目白押し
親子で一緒に楽しめるのも大きな魅力の一つ。中でもおすすめは車両洗浄機の通過体験。実際に電車に乗ったまま、巨大な洗浄ブラシの中を通過します。水しぶきや音に包まれる迫力満点の体験は、車両基地でしか味わえません。

ほかにも、子どもたちが楽しく遊べるコンテンツは盛りだくさん。地面に自由に絵を描けるチョークアートイベントや、「レールトイ展示」など、親子で一緒に楽しめます。
阪神・淡路大震災から30年、特別展示を開催
また、今年の目玉の一つが「震災30年特別展」。1995年当時の駅の写真や、ゆがんだ鉄柱の一部などが展示されます。震災翌日から順次運転を再開し、約1ヶ月かけて全線の運転再開へ。駅の工事を含めると3ヶ月ほどで復旧を果たした神戸市営地下鉄。交通インフラとしての使命と復旧の歴史を、現場の資料とともに振り返ります。
限定グッズ&グルメは要チェック!
グッズ販売ブースには、神戸市交通局をはじめ鉄道模型店や多数の鉄道・バス事業者が出店。鉄道・バスグッズやコラボ商品の販売もあるので、ぜひ思い出を持ち帰ってみてはいかがでしょうか。
また、神戸のお弁当屋「淡路屋」の駅弁を地下鉄車内で食べられるコーナーや、唐揚げ・フライドポテト・りんご飴といった“お祭りフード”が楽しめるキッチンカー、ボンネットバスの車内で駄菓子を販売する「駄菓子屋レトロバス」も登場します。
スタンプを集めてオリジナルグッズをゲットしよう!
見どころたっぷりの会場内では、5か所をめぐるスタンプラリーも実施。参加すると、お好きなグッズ(クリアファイル、神戸ノート、付箋、シールのいずれか)をプレゼント。いずれも数量限定、先着順なのでお早めに。
さらに、交通局のInstagramをフォローすると、オリジナルの市バス停留所うちわかトートバッグ(市バス・地下鉄の2種のどちらか)がもらえるキャンペーンも同時開催。イベントの思い出を、SNSでもぜひシェアしてみてくださいね。

家族や仲間との冬の思い出作りにもぴったりのフェスティバル。 “見て・乗って・遊んで・学べる”、よくばりな1日を、ぜひ名谷車両基地で楽しんでくださいね。
交通フェスティバル2025 in名谷車両基地
- 日時
- 2025年12月14日(日)10:00〜15:00
- 会場
- 名谷車両基地(神戸市須磨区西落合2-3-1)
- アクセス
- 神戸市営地下鉄「名谷駅」より市バス76系統「神戸医療センター下」下車徒歩5分/神戸市営地下鉄「名谷駅」より徒歩約20分
- 入場料
- 無料(入場自由)
